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歩く度に中で動くのを感じた パンティに沁みているのがわかる アパートに着き部屋の前まで来ると、隣の部屋から笑い声がした まだいる チャイムを押した 2度目のチャイムで扉が開く 隣人が驚きながら出迎えてくれた シャツをたくしあげる 「テツヤ~?誰だよ」 奥で友人らしき男が声をかけた 靴は3足 「上がっていい?」 テツヤはいまだ状況を理解できず突っ立っている ミュールを脱ぎ奥に進む 間取りが同じでも主によって部屋は全く変わってしまうらしい リビングには2人の男の子がいた 2人とも闖入者に驚き、目を白黒させている 面白い 部屋の中心にある、酒やつまみが散乱する四角い小さなテーブルに上がった そこで初めてテツヤの友人に声をかけられた 「あ、あんた誰だよ!」 「隣の者」 「そんな格好で苦情か?」 闖入者の正体が知れたことで余裕が出来たらしくいやらしくにやけ始めた シャツをたくしあげる 3人は固唾を飲んだ 「誰かボタン外してくれない?」 背の高い太った男が立ち上がった 「これ…外していいの?」 震える声と指でシャツのボタンを指す 「着てるほうが好み?」 「タ、タク」 テツヤが太った男を呼ぶ タクの方を向き、首に腕を回しキスした タクは一瞬逃げようとしたが、放すわけない 強く引き寄せ舌を入れた 逃げる舌を追いかけ絡め犯した 腰に熱を感じる タクが腕を回した 「外してくれる?」 タクの額に額をつけもう一度問う 別の答えが返ってくるはずなどなかった 震える太い指は思った以上にスマートには動かず、イライラした しかし残りの2人にはこのくらいのペースがいいらしく静かに悶えている ボタンが全て外れるとタクはそっとシャツから手を離した テツヤともう1人のほうを向く 「これでいいの?」 私を見上げる男の子に問う その瞳が肉欲に染まった 立ち上がりシャツを脱がせた そして胸を鷲掴む 力任せに、欲望任せに私の胸を揉みしだいた 痛みと剥き出しの欲望に私の雌は悦んだ
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