白紙にひとつ

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翼「さて、それじゃぁ帰るか」 樹「うん。明日から憂鬱だなー…」 翼「落ち込むなってば、コンビニ寄ってこうぜ、仕方ないから肉まんおごってやるよ」 樹「安いな。まぁいただくけど」 翼「よし、行くか」 カバンには特になにも入ってないけど今日は重たく感じる… 昇降口 翼「お、雪ちゃんじゃん」 樹「え゙っ?」 翼「おーい!雪ちゃ…ぐふぁぼ」 樹「バカふざけんなっ!お前埋めるぞ!安全靴の爪先でボコボコに殴ってやろうか!!」 翼「おもぉぇ、いっふぇるほほぉ、めふぁくふぁ」 樹「くぉ!可愛い。ちくしょーやっぱ失敗した」 翼「離せアホ」 樹「無理だろ、話せる訳ない」 翼「気持ちわりぃな、だー、とにかく離せって」 樹「お前そんなに鬼畜なの?なんなの?バカなの?」 翼「あ?違ぇーっ!俺を手放せホモ野郎!」 樹「…うわ、なにくっついてんだよ」 翼「お前だろうが」 樹「あー、どうすんだよ。これじゃ帰るに帰れない」 翼「もっかい告白してこいよ」 樹「鬼畜っ」 翼「で、ちゃんとフラれて来い」 樹「鬼畜ーッ!」 雪「?」 樹「はっ」 翼「おーい、雪ちゃーん!」
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