白紙にひとつ

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ここここいつー!! 雪「空夏君」 翼「おっス」 雪「あの…、さっきの」 翼「あー、こいつね。…っていねぇしっ!!」 黙れい!下駄箱裏じゃい! 雪「あれ、なんだったの?」 翼「んー、なんだろうねぇ。というかなんて言われたの?」 うわ、やめてやめて 雪「よくわからないけど、たぶん、付き合ってくださいってカミカミだったけど…」 翼「ほぉ。それで?」 雪「返事する前に走ってっちゃって」 翼「ぷっ」 雪「名前も知らない人だからよくわからないけど」 翼「名前も名乗らなかったのか、もうダメダメだな」 雪「友達なの?」 翼「え?あぁ、まぁ」 雪「じゃぁ、ごめんなさいって伝えといてくれる?」 翼「いいけど。雪ちゃんって彼氏いるの?」 雪「いなっ、いないよ!」 翼「あ、そうなのか、じゃぁそう意味で、ごめんなさいって訳じゃないのな」 雪「だってよく知らない人だし」 翼「名前は、夏山樹。今俺と同じクラス」 雪「夏山くん…?」 翼「うん。ま、伝えとくよ。すまんかったね」 雪「ううん。あ、ありがとうとも伝えといて」 しくしく…
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