白紙にひとつ

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ぺちぺちぺち 痛い痛い痛い おでこを叩かないで 翼「お前最悪だよそれ」 樹「わかってるわかってる」 翼「もう無理だな」 樹「わかってるわかってる」 翼「さ、次の恋を探そうか」 樹「初めての告白だったのに」 翼「トラウマにならないうちに忘れなさい」 樹「雪ですって言った時に終わっていたんだ」 翼「いや、最初からカミカミ、ドモった時点で終わってた」 樹「どう思われただろう」 翼「突然呼び出されて、知らない男に、緊張のあまり、靴がダサいっていわれ、逃げられた女の気持ちになって考えるんだ」 樹「…」 翼「…」 樹「さ、新しい恋しよう」 翼「うむ」 樹「はぁ…」 翼「同じクラスじゃなくてよかったじゃないか、顔あわせる事もほとんどないんだし」 樹「知ってるか、女の子は噂を広めるのが得意なんだ」 翼「ドンマイ」 ちくしょう
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