白紙にひとつ

5/49
前へ
/105ページ
次へ
翼「つか、雪ちゃんてさ」 樹「もうその名前を出すんじゃないよ」 翼「雪ちゃんてさー」 樹「聞く耳無いのか」 翼「確か彼氏いなかったっけ?」 樹「」 翼「痛い痛い痛い」 このヤロウはどうしてくれようか 翼「痛いっつってんだろ!」 ドガッ 樹「痛ーっ!?」 コイツ何倍返しだよッ!逆ギレもいいトコだろこれ! 樹「ドメスティックバイオレンスだよっ!」 翼「いつから俺はお前の身内になった」 樹「つか、雪ちゃんに彼氏だって!?」 翼「そう言ったろ?」 樹「なんで今言うのかなー、もっと早く言ってほしかったなー」 翼「今思い出したんだから仕方ないだろ」 本当だろうな? 翼「その疑うような目はやめろ、そんな勝ち目のない戦いにお前を出すわけないだろ?そんなにひどい奴じゃないぜ、俺は」 樹「はぁ…、彼氏居るのかー。そうだよなー、あんな可愛いもん」 翼「ま、俺だけどな」 樹「」 翼「嘘だ」 樹「」 姉さん、事件です。 人間不信になりそうです。
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加