白紙にひとつ

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翼「いやぁ、しかし、これで雪ちゃんの事は忘れられたかな?」 樹「うわ、ぶりかえしやがった!確かに忘れてたよお前がその名前を出すまでは!」 翼「なんだよ、未練タラタラかよ」 樹「フラれたのはついさっきだって!」 翼「何言ってやがる、フラれてもないだろうが」 樹「キュゥ…」 翼「…」 樹「…」 翼「ボールは友達ィ!」 樹「よせーっ!」 翼「ふ…」 樹「はぁ、もうなんだよ」 翼「ふ」 樹「鼻で笑うんじゃないよ、人が、友達が落ち込んでn」 翼「っふぇっしょぉい!」 樹「このタイミングでっ?!」 翼「仕方ないだろ、整理現しょ…ふぇっくしょぃ!」 樹「花粉症?」 翼「違うよ、俺は生まれてこの方花粉症になったことないんだ」 樹「いや、花粉症って突然なるものらしいけど」 翼「そうなの?」 樹「うん、まぁアレルギーが蓄積されてそれが限界を越えるから、らしいけど限界なんて人がみてわかるものじゃないからね」 翼「突然なるのか、ほら恋もそうなんじゃないのか?」 樹「絶っ対ないから」
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