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バチバチッ
「キャアァァァッ!?」
手を離した零が扉に向かおうとしたら玲の悲鳴が聞こえたので振り向くと…そこには扉の前で倒れている玲の姿があった
どうやら玲は何かに阻まれて電気みたいなのが身体を流れたようだった
“矢張りな…”
「何が『矢張り』なんだよ!!」
ウェルトの呟きに零は怒鳴りながら聞いた
“残念ですが『玲』はあなた達と同じ『世界』‥いえ『時代』には戻れません”
「どうしてなんだ!?」
零がウェルトとヴァイラに詰め寄っていた
“『玲』は既にお前達の時代では『死』んでいるからだ”
「何だって‥『死』‥って‥そんなバカな!?」
零は更に掴み掛かろうとしたが御剣に止められた
するとヴァイラとウェルトは詳しい説明を始めた
“『障気』で思考が狂っていた時に我らは『玲の存在を消して記憶の改ざん』を行いました”
“その行為はお前達の世界では『死に導く行為』だったのだ”
“幾ら我らでも『死』んだ者を生き返らせる事は不可能なのよ”
「じゃあ‥あの時、玲を『消した』行為は‥玲を『殺した』のか‥!?」
“その通りだ‥謝罪して済む事では無いが一言謝りたい‥”
「謝って済むことなのか!!?‥ふ‥ふざけんなぁぁぁ!!!!!」
「止めろ!!!!!零!!!!!」
ウェルトの言葉に零は叫び‥殴りかかろうとしたが御剣に止められた
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