~†~ age  9 ~†~

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放課後になるとみんなはお姉さんのお見舞いに行く為に、おれの家‥神武依邸に来る事になった 「ただいまー!母さん」 おれが母さんに挨拶すると黒曜、水滸、龍琥、楓、夕輝、樹李が次々挨拶していった 「お邪魔します」 「こんにちは」 「こんちゃー!おばさん」 「こんにちわ~!!」 「お邪魔します!おば様」 「‥こんにちわ‥」 「こんにちわ、みんないらっしゃい!」 「母さん、お姉さんは?」 「まだ目覚めてないわよ‥ってコラッ!?部屋で騒いじゃダメだからね!!」 「ハーイ!みんな行こうぜ!!」 おれは『走って』みんなを部屋に案内した * カチャ‥ ドアを開けるとカーテン越しに日差しが差し込む中、お姉さんはベッドに寝ていた 「起きないね‥」 「そうだな‥」 夕輝の呟きに応えたおれは暫くお姉さんの寝顔を見ていた 「……ゥ……ッ……」 突然、呻き声と共にお姉さんがゆっくり眼を開けた おれ達は思わず息を呑むと水滸が代表でお姉さんに話し掛けた 「お姉さん、具合はどうですか?何処から来たんですか?お姉さんの名前は何ですか?」 すると次に発したお姉さんの言葉におれ達は‥驚いてしまった 「私‥誰なの?‥何も‥分からない‥」 おれ達を見ながら抑揚のない声で呟いた .
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