~†~prologue~†~

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ピカッ!! ドーーーン‥ ゴロゴロゴロ‥ ドシャーーー! ザアーーーッ! 「ウッヒャ~!?すっげー雨だな」 「あそこで雨宿りしよう!!」 「雷も凄いな!!」 「夕輝の光魔法で雷をどうにか出来ないか?」 「出来る訳無いでしょ!?」 「‥兎に角‥急ごう‥よ!」 「それが賢明ね~!」 おれ達7人は夕立にあってしまい雨宿りする為に薔薇園の中心にある桜の巨木を目指して走っていた おれの名前は神武依 久遠(カムイ クオン)紺色の髪に藍色の瞳を持つ9歳だ おれが、なぜ薔薇園にいるかと言うと学校で写生の宿題がでたので薔薇を描きに来たんだ おれはそこらにある雑草でも良かったんだけど『薔薇ジャムを作りたい』だの『暇だから』だの言って総勢7人で薔薇園に来たら‥盛大な夕立にあって避難中と言う訳‥ 巨木の根元まで辿り着くと暫く無言でみんな息を整えていた 「全員無事か?」 こいつは『帷 黒曜(トバリ コクヨウ)』で13歳。黒髪銀眼で闇属性を持っている。おれ達の中では最年長で実質おれ達の保護者役になっている 「みんな怪我は無いかい?」 こいつは『氷室 水滸(ヒムロ スイコ)』で黒曜と同じ13歳。水属性で蒼髪に水色の瞳を持っている。おれ達が怪我ばかりしてるから回復魔法が得意になったと言っていたな‥ .
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