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学校がある日の朝だ
学校がある日の朝は嫌いだ
理由は簡単
早く起きないといけないからだ
俺は早く起きるのが大っ嫌いなんだ
おっと、紹介が遅れた
俺の名前は「三神浩志」
何にも取り柄のない
(と言うとなんだか悲しすぎる気もするが)
強いて言うなら可愛い
幼なじみがいることだ
……こんな紹介なんでしてるんだ?
まあどうでもいいか
「こんにちは~」
……早速きた
噂をすればなんとやらと
よく言うがこれほどまで
タイミングがバッチリな
事はないだろう
さて、そろそろ支度をしないと
遅くなると危ないからな…
下に降りると(因みに俺の寝室は二階だ)
案の定さっきの声の主がいた
コイツの名前は「寺田美虎」
容姿端麗 頭脳明晰
スポーツ万能 料理は美味い
まあ、よく言う完璧超人 ってやつだ……
しかし しかしだ
コイツには致命的な特徴がある
それは…
「もう こう君遅いよ~」
ゴキッ バキッ
今のは肩を軽くたたかれた音だ
まあ気づいたと思うがコイツは
信じられないぐらいの馬鹿力なんだ
よく体力測定で見かける光景だが
コイツが握力計を持ってちょっと力を
いれただけで…針が
(というか握力計自体が)
変な形になってしまうことが日常だ
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