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そこはなぜか不自然に
ポッカリと
スペースが空いていた
「やっぱりこの世界はおかしい」
俺は口には出したくなかったが
言ってしまった
2人も気づいていたと思うが
やはり確実に
違うと分かってしまったから
ショックがでかい
「とりあえず家に帰ってみよう 家族ならわかるかもしれない」
「うん…」
「ああ…」
2人ともやはり不安げだ
教室を去った後もクラスがざわめいていた
俺達は順番に自分の
家に行ってみることにした
まずは孝弘の家だ
「母さーん」
孝弘は母親を呼んでみたが
返事はない
家に入ってみると
どこも変わった様子はなかった
しかし 玄関の靴箱の上に置いてある
家族全員の写った写真
孝弘だけ写っていなかった
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