3話 消えた存在

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俺は家を調べていた 孝弘を玄関まで呼び戻して 写真のことを伝えた 「………」 俺も美虎もショックが でかいがやっぱり当人が 一番つらいだろう 「たぶんどこいっても俺達の存在はポッカリ消えてそうだな」 孝弘が静かに言った一言は とても真っ向から受け止めれない現実だった それからは 行く宛もなくフラフラと 町を歩いていた 小さくて何も無い町だが こんな町が意外と気に入っている きっと2人もそう思ってると思う そこでふと3人でよく遊んだ 公園に通りかかった ここまで黙って歩いてきたが 同時に
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