二年ぶり

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今年の6月ごろかな。 たまたま塾で 席が隣になっちゃったんだ。 気まずい… 私は胸が張り裂けそうな思いで、授業を 受けていた。 理科の授業の時、 ミニテストをして 丸付け交換を隣の人とするようにと先生に促された。 やだよ……。 私はなるべく目を合わせないように 拓真にわたしの解答用紙を渡した 彼も無言で。 私はなんか…悪意とかにくいとかっていう 感情が浮かばなかった。 一度だいっきらいになったはずなのに 別れてからからかわれたりもしたのに… 丸付けを黙々と行っていると、拓真がいきなり、 「間違える所、答え書いた方がいい?」と 聞いてきた。 それが二年ぶりの 会話…(?) 拓真からしたら 仕方なく話し掛けたって くらいなんだろうけど 私はすごい嬉しかった。 その半面すごく焦って、 「どっちでもいいよ😃!」 なんて一番困るような答えをだしてしまった。 バカ…(泣) 拓真は84点だった 私は…64点……。。。 勉強したんだけどなぁ… 拓真が気まずそうに 私の解答用紙を返してきた。 私は点数をみた途端 涙目になってしまい… それを隠すように、 拓真に「ちゃんと勉強したんだよ~(泣)」 と言ったら 拓真は 「ハハッ、まぁ追試でまた良い点とればよくね?」 って励ましてくれた。 私に 笑いかけてくれた。 こんな日が来るなんて… その日の授業で私がずっと集中できなかったのは 言うまでもない。
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