カンジャ?

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カンジャ?

……き、気まずい 現在、蒼空は土方の隣でバイクを押しながら屯所へ歩いていく途中 二人の間に会話は無く気まず~い空気が流れていた。 暫くして漸く土方が口を開いた 土方 「テメーの名は何だ? その格好、何処から来た」 チラリと蒼空を見て目を眇ながら聞く 「…さっきも言いましたが、人に物を尋ねるなら先ずは自分が名乗るのが常識ではないのですか? これは世界共通のルールだと思ってたんですが…」 首を傾げて土方を見ると眉間にシワが寄せられていた それはもぅ物が挟めるのではないかというくらい… 土方 「るーる? ……俺は壬生浪士組副長、土方歳三だ」 名乗ったのだからお前も名乗れと彼の目が物語っていた 「土方歳三……どっかで聞いたことあるよーな… …あぁ、私の名前は…… ″歩夢(アユム)″でいーや 出身は東京で、育ちはイギリス 父親は日本人で母親がウクライナ人。 父親はイギリスにいます。 母と兄は死にました! 以上っ!! 何か質問は?」 ニカッと土方に笑いかけるとまだ眉間にシワが寄っていた 土方 「テメー、間者か? 俺は東京なんていう地名知らねぇぞ それに、普通の町民なら偽名使う必要なんかねぇよな? 何故、父親がエゲレスにいるのにわざわざ日ノ本に来た?! 長州の回し者か?!」 怒鳴ってくる土方に蒼空は首を傾げることしか出来なかった
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