狂い

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「ちょっと待て!さっき公開演説があったはずじゃ!?」 「公開演説?学 教授の公開演説ですか?それなら5日前に中止が発表されたはずです」 「ありえない!確かにさっきまで!」 「疲れているんですよ、さぁ今日はもう帰って」 俺は帰宅を促された仕方ない訳が解らないがとりあえず帰ろ、しかしここのエレベーターは只今故障中で階段しかない...いいダイエットだ必要無いけどな! 階段を降りる、少し降りた踊り場で一人の少女が立っていた、いや少女ではないかもう女性かてか良く知る顔だ 「あらこんにちは」 「何故ここに」 「今日は資料調査を」 こいつは音梨 林檎だあの音梨 葡萄の一人娘...似てねぇ顔も性格をなにもかも 「リンゴジュースよお忙しいこったな」 「うるさい暇人、あんたは何してたのよ?」 何してたのよ?か..いや確かに公開演説を聞いていたそれは確かなはずだ、はずだが 「なぁ今日は公開演説あったよな?」 「公開演説?なにそれ?」 ありえない、こいつが演説の事を知らないはずが無い
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