プロローグ

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既に彼らの頭には、綿密に練られたこれからの一ヶ月の計画が刻まれていた。 これから訪れるであろう楽しみ-アニメ、マンガ、ゲーム、ネットの為である。 「よし、じゃ課題からだな。前に決めていた通り、アキヒコが…」 そう反芻しながら、草壁を先頭に3人は教室を出ていく。 瀬戸の後ろ手で閉められるドア。 教室には誰もいない。 施錠は15時。 始業式は9月1日。 それまでは、 そのドアが開かれる事も。 その教室が使われる事も、無い。 --筈だった。 少なくとも、彼らの予定では。
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