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「あっ!くっ……!ちょっ……鉄っつぁん!さっきからいてぇよ!」
右手は血管が浮き出る程の隆々とした肉付きをしているが、
左手は肘から下が合金の義手で出来ており、
それがぐいぐい腰に押し込まれていくと、男は手足をばたつかせて、痛みを訴えた。
ガッチリとした背丈とがたいに、ドレッドヘアー、
更には鬼のお面のような、掘りの深い顔立ち。
いかにも近寄り難い雰囲気であるが、
これでも指圧の腕には定評があり、馴染みの客も少しずつ増えていたものだが……。
「がっ……ぐあぁぁぁ!!!」
ボキボキ……。
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