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え?短い?
あのなぁ・・・そんな鬱になりそうなヘビィな話から、僕達が今に至るまでを細かくしてどうするの?
青春の1ページは短いんだよ。
不要な所はカットカット!
「・・・」
第一思い付きの作者に、そんな壮大な『オラwktkしてきたぞ!』なんて話思い付きゃしないって。
無理無理、天地が食らう並みに有り得ないね。
あぁ、有り得ないとも。
「・・・朔・・・」
「なに?」
僕が読者諸君に対し、一生懸命作者の手抜きを伝えていると言うのに、閑が微妙な間を空けて話し掛けてきた。
「・・・先生・・・きてるよ?」
「・・・なん・・・だと・・・?」
語尾が疑問系な上に、ちょっとにやにやしながら閑は言う。
「片山男子、お前遅刻な」
「な、なんだってー!」
周りからはクスクスと嘲笑が聞こえ、閑は下を向きながら笑いを堪え、僕はと言えば担任から教科書チョップでたんこぶをこさえた。
・・・まぁ、自業自得なんだがな・・・。
教科書チョップ地味に痛くて、僕涙目。
そんな、僕の昔話で僕の遅刻は確定しました。
本当にありがとうございます。
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