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「で、この状況はなに?」
「ま、いいからいいから」
「いや、良くねぇよ」
750ccのバイクのけつにくくりつけられて、なんも良くないから。
寧ろ、良い人に会ってみたい。
「いや~急にバイクに跨がりたくてな・・・右腕が震えるんだ」
「禁断症状!?」
「いや、疼くのか・・・?」
「ただの厨二病!?」
そんなこんなで現在の僕はと言うと、バイク後部にある突き出たシートに荒縄で結ばれています。
「運命か・・・」
「いや、全然上手くないから」
「まぁまぁ、いよっと」
ゆかり姉は僕を縛り付け終わると、自分もバイクに跨がり、スロットルを全開にしてウィリーしながら走り出した。
「ひぃーーーはぁーーーー!!」
「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
落ちる落ちるぅぅぅぅぅ!
縛られてるから落ちないけど、堕ちちゃうぅぅぅぅ!!
「これか?これがええのんか?」
「駄目ぇぇぇぇ角度が70度なのぉぉぉぉぉ零れちゃうよぉぉぉぉ!」
無論
気絶しました。
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