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「ぬーすんだバーイクで走り出す~」
「・・・・・・(グロッキー」
「おい、朔?」
返答の無い僕を不思議に思ったのか、おもむろに僕の方に振り向いた。
「やっほー、元気?」
「気にしないでぇぇぇぇ!前ぇぇ!前ぇぇぇぇぇぇ!!」
「だいじょぶだいじょぶ」
「大丈夫じゃねぇぇぇぇえええ!!」
もう、どこまで来たのだろう・・・?
叫び疲れた僕は知らない。
今、生きているのだろうか・・・?
叫び疲れた僕は知らない。
「いや~・・・清々しいな」
「・・・(グロッキー」
「つい豊浦にまで来てしまったぞ」
「・・・そ、そうすか・・・」
・・・何も言いたくない・・・。
今口を開くと、何かが出てきそうだ・・・。
「なんだ、この程度でねをあげてたら男の子じゃないな」
「・・・うん、もう女の子で良いよ・・・」
こ、こんなの耐えられるはずない・・・。
「自然は素晴らしいな!」
ゆかり姉はあれだけ、絶叫系マシンに属するものに乗ってきたと言うのに、噴火湾の海を見て大はしゃぎしている。
あぁ・・・世界の法則が乱れる・・・。
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