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※主人公視点
「おはよ・・・」
「おはよう、今日はしっかり間に合ったな」
部屋に入ると既に櫻姉と馨姉、閑がテーブルに着いていてテーブルには朝食が並んでいる。
「おはよ~朔ちゃ~ん」
「・・・おはよ・・・」
朝からほわほわしている馨姉と、寝ているのか起きているのか解らない閑と挨拶を交わしてから、自分も席に座る。
「・・・ゆかりはどうした?」
櫻姉は空いている席を見てからゆかり姉が来てない事に気付き、僕らの方に視線を移しながら疑問を投げ掛けてきた。
「朝は僕を起こしにきてくれたけど・・・」
「そ~なんだ~、私も朝ちょっと話しもしたし~」
朝、わざわざ起こしに来てくれた事を簡単に伝えた。
どうやら、馨姉も朝のちょっと変なゆかり姉に遭遇していたようだ。
「ふぅむ・・・」
「なんか~ちょっと気分悪そうだったよ~?」
・・・もしかして・・・僕のせいだろうか・・・?
そんな事を思いながら、朝の出来事・・・と言うか、先程の出来事の罪悪感に再び苛まれる事になってしまった。
「そうか、帰る時に何か買っていく事にするか」
「そうだね」
櫻姉の意見に賛同しながら、気持ち早い朝食を取る事にした。
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