恋色マスタースパーク

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いつも通り学校に到着すると、いつも通りに櫻姉と分かれて通い慣れた校門を抜け、校舎に入り下駄箱馨姉と別れる。 「それじゃあ~ね~」 ふわふわ手を振りながら、天使の笑顔を振り撒きながらゆったりとした足取りで自分の教室にへと歩いていった。 「・・・ほら、遅刻する・・・」 閑はさほど緊迫感の無い表情、ってか無表情で僕を促す。 「あぁ」 僕も抑揚の無い声でそう答えた。 ・・・。 「・・・どうしたの・・・?」 「・・・いや、なんでもないよ」 すいません、なんでもない訳無いです・・・めっちゃ朝の自分の発言をそれはもう悔いている訳で御座います・・・。 こう、空元気な僕もカッコいいかな? 「・・・ふーん、そう・・・・」 閑さん、ドライ過ぎます・・・その冷たさハートが欠けてしまいます・・・。 「え、他になんか聞かないの・・・?」 「・・・別に・・・どうでもいい・・・」 もう僕のハートはギザギザです。 本当に有難うございました。 「そ、そうですか・・・」 僕は一人肩を落とし、ショボーンな感じで閑の後を追っていきました。 ちょっと立ち直れません。 「・・・なんか、背後霊みたい・・・」 「止めて!もう僕のHPは0だよっ!!」 まさかの追い討ちに、涙がディーバディーバ出ました。 生きるのが辛いです。
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