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待ちに待った、毎年恒例の
花火大会。
幼なじみで、小さい頃から
ずっと一緒に見てた花火。
俺は葵を、大切な一人の友人
として見てた。
でもある時から意識しちゃって、
今では片思いという有り様。
「こお、」
「・・なに?あお」
涼しげな縁側に二人して
腰掛けて
二人の間のちょっとの距離が、
──・・凄く、むず痒い。
「花火、まだかな?」
「もうすぐじゃない?」
触れたい、
そんな気持ちを抑えるために
漆黒の夜空を見上げる。
「なあ、」
「・・・え?」
しんとした空気が嫌だったのか、声をかけられた。
「俺、こおが・・・───」
“好き”と言われた瞬間に
花火が咲いた、
夏の夜空。
(線香花火の淡い片思いから、打ち上げ花火の両思い)
**end
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なんだか黄受け多い?
でも書きやすいのです
自分の才能の無さに、
残念/無念賞(´・ω)←
夏終わったのにな・・。
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