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一人の女子高生だが…
「……?」
何故か頭が兎の着ぐるみを
しているのだ
俺ら全員はもう一度彼女を
見たがどうみても兎だった
「お前何者だ!!」
不良の親玉らしき人物が
そう叫ぶと彼女は静かに言った
「…兎だ」
え…えええええ!!?
恐らく全員そう思っただろう
「なんかよくわかんねぇが、
お前らやっちまえ!!」
親玉の叫びで不良達は彼女に
向かって突撃した
「危ない!!」
俺はそれしか言うことが
できなかった
このまま彼女の無残な姿を
見なきゃならないのか!?
そう思った
「私に逆らうなんて…」
彼女は持っていたモップを
振りかざしながら言った
「百万年早いわっ!!」
そして驚愕のスピードで
二十近い不良達に立ち向かった
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