兎との出会い

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彼女は使い慣れたモップを 可憐に振り回しながら次々と 不良達を倒していく 不良達の攻撃も綺麗に かわしていく まるですばしっこい兎のように そして気がつけば二十近くいた 不良達が白目を向いたまま 倒れていた す…すげぇ!! なんなんだ、この人 彼女は役目を果たしたからか その場を去ろうとした 「あっあの!」 俺は急いで彼女を止めた 「ありがとうございます、 俺2-Aの神凪蒼悟(カンナギソウゴ) っていいます    ・・・・ お礼はなんでもしますよ」 俺がそういったとき彼女の目が キラーンと光った 「今なんでもするって言ったな?」 へ?何?何この人?? 「じゃなんでもしてもらおうか!」 そういうと彼女は俺の腕を がっしりと掴んできた 「え?ちょ、ちょ何、何ですか? あと痛たたたたたたた!! あの離してください!」 「いや離さん、お前なんでも するっていったじゃん、 あと敬語やめろ、キモい」 「きっキモ…!」 「私はお前と同じ2年だ」 「え?2年??マジかよ でも見たことないぞ」 「…お前タメ口になったら途端に キャラ変わったな」
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