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「天気がクールになったら俺と一緒でクールコンビになるな」
「北風のいない北風と太陽って感じ?」
「それなら北風と北風だな」
「そうだね~」
全く意味のない話をしながら使命と天気は自らが通っている高校に歩を進めた。
―碧原高校―
群馬県立碧原高校。
特筆すべきところは全くない。
使命と天気はここの1年生だ。
「赤沢さんだ」
「赤沢さん」
校門を潜るや否や天気の大人気さに使命はけだるげになる。
「モテモテで良かったな」
「何で俺には関係ないぜーって感じなのかな?」
天気の言葉に使命は首を傾げた。
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