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黒い髪の少年はふと目が覚めた。
自室の布団から手を伸ばして時計を確認する。
もうそろそろ起きなければならない時刻だ。
少年はゆっくりと体を起こした。
少年は色々と準備をしキッチンに行く。
「おや、起きたかい」
もうすでに起きていた人がいた。
五堂幸恵(ごどうゆきえ)、黒い髪の少年、五堂使命(ごどうしめい)の祖母で御歳61である。
「朝ごはん出来てるよ」
「ありがとう、ばあちゃん」
使命が椅子に座って食事を取る。
和食中心の食事はとても美味しいと使命は感じる。
「ごちそうさま」
使命が食器を流し台に持っていく。
「じゃあ行って来るから」
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