冥王様と元・訪問者

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?「し、執事!?俺がっスか!?」 ロキ「他に誰がいる……っとそうだ、これを忘れていた」 そう言ってロキは素早く元・訪問者の首に何かを巻き付けた ?「っ!?い、今何を……」 ロキ「あ、すまない。苦しかったか?もう少し緩めるか……」 そういうわけではないのだが、ロキは全く聞かずにそれを取り付け続けた ロキ「…………よし、こんなものか」 ?「えと……何なんスか、コレ……?」 ロキ「首輪だ。見てわからないのか?」 確かに元・訪問者の首についているものは犬等につけるような首輪だった ロキ「そんな無条件で一回は自分の命を狙いにきた相手を執事になんてするわけないだろう?」 そう言って冥王は先程までとはまるで別物の冷やかな瞳で笑う ロキ「お前を強制使役させてもらう。異論は認めない←」 ?「強制使役……?え、でもそれって確か召喚獣にしかできないんじゃ……」 ロキ「だからこれからお前は召喚獣になる、ということだ。種族は確か……『餓鬼』だったか」 ?「へ?召喚獣にっt……っ!!!?」 冥王がそう言った途端に首輪が異常なまでに熱を持ち始め、それはあっという間に元・訪問者の身体全体に広がった ?「ぅぐ……あ……っ……!?」 まるで身体の細胞一つ一つが溶けているようなその熱さに思わず膝をつく ?「か……らだが…………あつ……っ……」 ロキ「苦しいか?まあ、もう少しの辛抱だ」 そんな様子を見ながらも表情一つ変えない冥王 そして淡々と説明を始める ロキ「これは破壊神アダムが作った『大罪の首輪』というものでな?魂の形を大罪の形に変化させ、召喚獣にするというものなのだ。ちなみに全部で七つあって、今回お前につけたのは『暴食の首輪』だな」 そう冥王が語るのは聞こえているが、元・訪問者にはそれに反応する余裕などない ただいつまで続くかわからない熱さに耐えることしかできなかった
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