冥王様と訪問者

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全ての魂が最後に辿り着き、そして再び始まる場所……冥界 そしてその中心にそびえ立つ、まるで魔王でも住んでいそうな城 しかしそこにいるのは魔王ではなく冥王――冥界の主 冥界の主を倒し、その血を飲めば、本当なら長い時を経ないと行えない転生をすぐさま行うことができる……それも、生前の記憶を持ったまま よって彼の元には訪問者が絶えない ギィィ…… 今日もまた、重々しい音をたててその扉が開く 彼は「またか……」と呟くと、玉座に座ったまま、開いていく扉を鋭く睨みつけた
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