夫の不倫

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智司さんはニヤッと笑うと、私のあごを力強く掴んだ。 「・・・相変わらず、綺麗な顔してるな」 「ありがとうございます・・・」 そして智司さんは、私のあごをクッと上に持ち上げた。 「あの・・・時間がないんで、やめて下さい」 「時間ならたっぷりとあるだろ。お前はお気楽な専業主婦なんだから。な?」 今日の智司さんは変だ。 目つきが、私を色っぽく見る目に変わっている。 智司さんにこんな目をされたのは久しぶりだった。 久しぶりに、智司さんに女として見られている・・・。
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