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「ニャーーーーン!!」
ボフッ
そう叫びながらクロは兄さんの腹部に両前足で飛び込みを決める
ふごっ?!
兄さんは謎の叫びをあげ飛び起きた
「クロっ!!お前起こすならもうちょっとやさ………」
必死にしゃべる兄さんを横目に機嫌よく歩いていくクロ
見なれた光景だ………
あっ紹介が遅れました
僕の名前は、奥村 雪男といいます。この小説の語り手をやります。
「おい!雪男誰に話してんだよ?」
「うん?なんでもないよ兄さん」
今僕の目の前でねぐせを直しながら歯を磨いているのは、
奥村 燐。僕の兄で本編の主人公です、サタンの力を受け継いでますが………今作ではあまり関係ありません。
「おい雪男」
学校に行く準備をしながら兄さんが話しかけてきた。
「何?兄さん」
「今なんかオレのこと馬鹿にしたろ?」
「そ、そんなことないよ」
「んーならいいけど」
兄は(野生の)勘がいい
そして冒頭で兄に飛び込みを決めた黒猫が今作の主人公の、
クロ、ケットシーという悪魔で僕たちの父、藤本 獅郎の使い魔だったが父が死んだことを知り暴走したところを兄さんがなだめて使い魔にした。
「ニャー」
「ん?なんだい?」
足もとで鳴くクロに話しかける
「ニャーニャニャニャー」
「???」
何を言っているのかわからない
するとクロは兄さんのところにいき話しかける
「うん、うんわかった!」
なぜか兄さんとは会話ができるらしい。
というかすごいな………
「で、なんだって?」
兄に問いかける
「んーと………話し長いって」
……………はい?話しが長い?
クロは不機嫌そうにこっちを見てる・・・
……………じゃあ次から本編です
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