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季節は6月。
あれから、夏海との生活にも慣れた。
ま、時々危ないこともあるが…
「よぉ、水無月!おはよう!」
「……ふんっ!」
最近の水無月は、見ての通り機嫌が悪い。
というのも、原因は夏海にあるようだ。
俺が、精一杯説明をするが「あっそ…」とそっぽを向いてしまう。
「悠お兄ちゃん!運動会楽しみですね!」
そうそう、今日は運動会の日。
当たり前だが、年に1回のスペシャル行事だから、かなり気合いが入る行事だ。
「って、さりげなく腕を組むな!!」
「はーい!」
なんだか、夏海が家族になってから、物凄く甘えてくるのだが…
まぁ、それだけ寂しい思いをしていたのだろう…
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