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微かにだが、カーテンの隙間から光が差し込んでいる。
俺の朝は起きても、簡単には目を覚ます事はない。9割5分の確率でまた睡魔に襲われる。
いつもあと5分、あと5分と起きる事を先送りする。俺が起きる事に目覚ましは関係ない。
「りゅうー!今、何時だと思ってるの!早く起きなさい!」
りゅう…?誰だ…俺か。
俺の名前は神山竜久。身長、ルックス普通。勉強は上の中。運動神経普通以上、抜群以下。
…いつも通りだ。母さんの起きろの一喝で俺は目が覚める。
「今、起きるとこ…」
俺はベットから低血圧気味な重い体を起こし、1階に向かった。俺の部屋は2階にある。
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