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「「いただきます」」
少女が作ったハンバーグ定食を食べ始める二人
「あの、修様」
「何だい?」
「兎は余りに寂しすぎると近くに居る雄をピーーーするのって嘘なんですか」
ブーーーッ!!
「うわっ!汚いじゃないですか」
「ゲホッゲホッう、宇佐美食事中にそう言う話は止めろ」
「あ、はい。すみません」
………
「知らなかったのか!?」
「修様、突っ込みが遅いです」
「いや、それは兎も角だ。おまえ、自分の知識で言ってるんじゃないのか?」
「昨日会った小さな男の子に…」
「…どんな子供だ?まさか、犬っぽい灰色のミミが付いてたか?」
「修様の知り合いでしたか」
「知り合いといえば知り合い」
彼はため息を吐き少女に忠告した。
「良いか?アイツの言う九割八分は嘘だから余り信用するな。残り二分は重大なことを言ってるから重大な事を言っていたら多少なり信じろ」
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