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……人見知りなのかな?
土方に言われたことを思い出し、恐る恐る部屋から廊下へ出る。
迷いながら広間へ向かっていると、廊下で沖田と鉢合わせした。
-----沖田 総司
一番組 組長
天才的な剣の使い手。
局長を慕っていて甘味に目がない。
「あの……沖田さん」
「結羽ちゃん、その格好……まぁいいや、ついて来て?」
「……は、はい」
驚きの表情を浮かべたと思うと、沖田はにこっと微笑んだ。
後ろをついて歩き、一緒に広間へ入る。
円を描くように座った幹部たち。
亜希の描いた似顔絵のおかげで、すぐに誰なのかがわかった。
土方さんはいないんだ……
へ……? なに!?
目の前の光景に戸惑っていると、沖田が意味深な笑みを浮かべていた。
斎藤の視線は目前にある膳を一直線に、黙々と箸を動かしている。
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