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寒っ! 何月なんだろ。
私、新撰組に助けてもらったのか……
畳んだ布団に頭を乗せ、寝転びながら白いノートを開いた。
-----土方 歳三
新撰組 鬼の副長
趣味は俳句だって(笑)
俳号は豊玉
沢庵が大好きらしいよ
怖そうだけど悪い人じゃなさそう。
幹部の顔だけでも覚えようと思い、食い入るようにノートを見つめた。
「食事の支度が出来たんだが」
「ん……あっ!」
いつの間に眠ってしまったんだろう。
廊下から声を掛けられ、ノートを布団の下に隠して上体を起こした。
「開けるぞ」
「はい、斎藤さん……ありがとうござ……」
話している途中にも関わらず、目が合った瞬間に戸を閉められた。
呆然と障子戸に映った影を見つめる。
-----斎藤 一
三番組 組長
左利きの居合いの達人。
剣の腕前は沖田さんと並んで最強なんだから!
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