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「ここが下地島か…思ってたより良い所じゃないか」
この男は桂城 拓也。26歳。真面目ではあるが、実は広く浅くがモットーなオタクである。世渡り上手なタイプで人付き合いがよい。
桂城はアメリカでの研修を終え、今日から この下地島で勤務となる。
チヌーク前でうだうだしてると、何台かの軽トラが近づいてきた。
そのうち1台が桂城の前で止まる。
「よぉ、坊主が新人の桂城かい?」
「あ、はい。あたなは?」
「阿部 真一だ。当基地の整備士長をやってる。みんなからは、おやっさんと呼ばれてるから お前も おやっさんと呼べ。そのかわりに お前の事を坊主と呼ぶ。異論は認めん。いいな?」
「は、はぁ…」
突然のことなので うろたえる桂城でした。
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