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カチッカチッカチッ…
教室には時計の音だけが響いていた。
カチッカチッカチッ…ガチャンッ
時計をとめていた釘が弛くなっていたのか、時計が音をたてて床に落ちた。
カチッ…カチッ…カチッ…
秒針は止まってしまったが、どこからか気味悪く…教室からは時計の進む音が聞こえた。
いや、進んでいるのではなく、巻き戻されているのかもしれない。
空間が歪んだ…。
「どうなってんだよっ…これっ」
歪んだ空間は、最初から俺を飲み込もうとしていたかの様に、俺さえも歪ませていった。
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