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空がオレンジに染まる中で、学校中走り回って彼女を探した。
そして、普段人気の無い学校の隅にある時計台に来た時、時計台の裏手に人影が見えた。
彼女だった。
人気の無い所で一人泣いていた……
負けて悔しいから泣きたい………
でも皆に泣いてる所を見られたくないから一人で………
俺は……
何も出来なかった……
声を掛ける事も…
一緒に悲しむ事も………
でも…この時、俺は彼女に完全な恋をした…
いつも強い彼女の『弱さ』を見てしまったから…
いつか…俺が支えたいと思った。
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