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相対する者と言えば、戦士の身なりをした三人。
この重苦しく淀んだ中にあって、清き光を失わない。
一人は長身の男。
赤茶の髪に黒い瞳。
鍛え上げられた身体は引き締まり、身の丈ほどの大剣を軽々と扱っている。
もう一人は褐色の肌の女。
腰に届くほどの黒髪に、魔法陣に彩られた翠の瞳。
小柄な身体からは、想像もつかないほどの強い魔力を迸らせている。
最後の一人は中性的な顔立ちの男。
銀色の髪、赤に染まる瞳。
神秘的な光を放つ、その姿は神々しいという言葉が似合う。
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