0・異世界の事情

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アルスとティキ。 大切な大切な仲間。 運命の御子などと呼ばれ、祭り上げられてきた自分を孤独から救ってくれた友人。 世界なんて二の次で、今度はこの二人を救いたい。 出来る事なら、一緒に平和な世界を見たかったけれど…… 「あるんだ。代々の運命の御子に口伝のみで伝えられたら究極の魔法が」 今、僕は君達の未来を開きたい。 「リュウ、本当か?」 魔王の放つ黒い焔を盾で防ぎつつ、アルスが聞いてくる。 「うん。総ての属性を持たせ、無限の魔力を纏わせ、敵を砕く絶対魔法」
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