251人が本棚に入れています
本棚に追加
「……代償は?」
あぁ。
やっぱり、ティキは鋭いな。
「代償は《僕》だよ。運命の御子が存在する本当の意味は絶対魔法の行使にある」
「だめだ!」
「そんなっ!!」
やっぱり二人は優しいよね。
だからこそ、僕は君達を救いたいんだ。
「僕の命と引き換えに、対象物を消滅させる。これ以上、良い手はないだろう?」
「リュウ……」
「貴方が犠牲になる事はないじゃない」
「ありがとう。でも、やるよ。出会えて良かった」
最初のコメントを投稿しよう!