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オオォォオー
オオォオォーン
分解された粒子は光の筋となり空高く昇ってゆく。
光の筋は無数の色に煌めき、遥か上空に豪奢な魔法陣が展開される。
戯れに焔を放っていた魔王も、すぐに異変に気付く。
「人間どもよ。な、何をしたっ!!」
魔法陣は揺らめく虹色に変わり、光を強めていく。
呼応するかのように、髪をなぶる強風はピタリと止まり、静寂が訪れる。
「くそっ!!鎖さえ、鎖さえ無ければっ!!!!」
ガシャガシャと激しい音を立てて、右手を振り回す魔王。
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