常識の世界にある当たり前という壁

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「ちょいとそこのおねえーちゃン」 「えっ?!あ、はい!」 フランス人形はアリス?と睨み合いながら私を呼んだ。 「ここは任せて逃げロ」 「へっ?」 フ、フランス人形は私の味方?というか、フランス人形に命救われるの?てかフランス人形に「いいから早く行ケ!!」「はい!」 私はベッドから飛び降り、何時の間に軽くなっていた足を全力で動かした。 「屋上に銀髪の男がいル!そいつに従エ!」 後ろからフランス人形の声とアリス?の悔しそうな悲鳴が聞こえる。 (銀髪…?) とにかく私は必死に走り、屋上へと向かった。
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