*出会い*

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――――― ――――――――― 「――くっ」 鍔ぜり合いを続けてはいるが もうそろそろ腕が痺れて感覚がなくなってきていた それに、先程までおさまっていた頭痛が、私を嘲笑うかのように姿を現す 「―――つっ!………;」 (…チッ…こうなったら…………―――力を解放するしか……) 体調が万全じゃないこの状況で、力を解放するのは、普段より高いリスクを伴うだろう だが、今はそんなこと言っていられる状況ではない (…仕方ないか………――――――――っ;!!!!) 時間がないので引きずり出すように無理矢理力を解放した ―――――― 山「…ん?」 山崎は今佐助の斜め前にいる 山(なんや?あいつ、――――目…光っとらんか?) 山崎は目がいいこともあり いち早く佐助の変化に気づいた .
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