*壬生浪士組*

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―ガバッ 近「すまなかった!?!」 突然頭を下げた (……えっ?!) 意味が分からず困惑する 近藤は本当に申し訳なさそうな顔で言葉を続ける 「うちの組の者が、君を、辻斬りと間違えて斬り掛かったそうじゃないか……」 (―――ああ、そのことか……) 「それに本当の辻斬りは君が始末してくれたようだし……」 それなのに…と思い詰める近藤 ―ガラ 扉が開き永倉が入ってきた 「近藤さん今回は俺の失態だ 俺に謝らせてくれ」 永倉は近藤達とは反対側に座ると 本当にすまなかったと、 私に向かって頭を下げた 「謝って済むことじゃないかもしれねぇが、近藤さんは悪くねぇ 責めないでやってくれ 今回のことは全て俺が悪い、俺の責任だ」 .
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