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ここで目が覚めた。
これがレベル9の夢か、なんて夢なんだ。
そもそも爺ちゃんは俺が生まれる直前辺りで亡くなっているし、俺の部屋で介護するという状況だっておかしい。
爺ちゃんはきっとあんな事言ったりもしない。
夢の怖さを忘れるため、内容をひとつひとつ確認した。それにしてもあの顔…。
もう忘れよう、あれは夢で現実じゃない。
だが何か嫌な感じがする。まだ夢が覚めていないような感じが……。
ふと顔をあげると天井に届くくらいの大きさの真っ青な顔が
「お前が死ねえええ!お前が死ねえええええ!」
今度は唸るなんてものじゃなかった、叫びだ!あの顔が夢の中から追いかけてきたのだ!
あまりの恐怖に俺は気を失ってしまった。
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