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「課題むずかしいな・・・」
木の陰で一人の青年
榊 伊織は学園で渡された課題とにらめっこをしていた
彼は戦線学園に通う生徒である
「ん~・・・!」
思いっきり背伸びをして
空を眺めると雲一つない空があって鳥たちが優雅に飛んでいて
見とれてしまっていた
いつもの風景
いつもの学園
伊織のいつもがそこにはあった
だが
「・・・・?」
彼は草原に一人の金髪の青年を見つけた
学園には数えきれないほど生徒がいてそこにいる彼が学園の生徒かわからないが
伊織は彼に違和感をもった
いつもとは違う感覚
そうまるで見えないものが見えている感覚
そうやって見つめていると
彼と目があった
とっさに伊織は目をそむけた
そしてもう一ど視線を向けると彼はいなかった
「は?幻でもみたのか…いやでもいたよな…」
伊織は何度も彼のいた場所を見つめた
なんだかまだそこに彼がいた気がしたのだ
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