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「じゃあ、参考書の421ページを開いてみてください。...」
教授のことばに、数馬は参考書を開き、彼女にも見えるようそっと置いた。
じっと参考書を眺めている彼女をずっと数馬は眺めた。
すると、それに気付き「ん?」としたしぐさを見せた彼女はルーズリーフまた何かを書き始めた。
「どうしたの?」
紙がこちらにわたってきた。
数馬は、ペンを2、3回と回して
「いや、別に」
と書いた。
彼女は、不思議そうにしまた講義を聞き始めた。
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