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「まぁね、何てったって「ラジオ愛好会」ですからね」
そう言うと、茂樹は紙パックにストローをさした。
ラジオ愛好会とは、簡単に言うとラジオを愛するものがラジオをより多くの人に知ってもらうために作られたサークルらしい。
ちなみに、朝からラジオ体操をしていたらしい。
時間は、9:00。
チャイムと同時に教授が入ってきた。
鞄から、教材とノートを出した。
「えっと、前は日本の古典文学と現代文学ってのを勉強していたけど...」
ここから、長い講義の始まりだ。
無論、睡魔との戦いでもある。
と、早くもうとうととしかけていると後ろから教室へ入る女性がいた。
小野さんだ。
一瞬目が合うと、彼女は自分の隣に座った。
静かに鞄から筆記具とノートを出し、講義を聞き始めた。
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